今日の読書はトルストイの「戦争と平和」。 コロナ禍になるころ久しぶりに読み始めてちょっと他のを挟みましたが、今日やっとエピローグ。 初めて読んだのは20年前くらいでしたが、それから数度読み返して今では一番好きな小説です。(同じトルストイのアンナ・カレーニナと並んで。)


でも読み返すたびに新しいところに感動したりします。 今日感動したのは、


1812年、ナポレオン率いるフランス軍はモスクワ侵攻したものの冬に耐えきれず撤退する場面で、それを追うロシア軍と捕虜になったフランス軍の兵士たちが、寒い夜の雪の森の中、焚き火を囲んでお互いの国の歌を歌い合う。敵も味方もどちらにも笑顔とお互いへの敬意が自然にわいてきて、


「やっぱり同じ人間だよ」と、年寄りのひとりが外套にくるまりながら言った。「胡瓜のつるに茄子はならねえものよ」

「ほう!こりゃすげえや!どうだね、あの星の数は!冷え込むぞ…」そして、みなしずかになった。

星は、もうだれも見ていないことを知っているように、黒い空でふざけていた。ぱっと燃えたったり、すっと消えたり、ちかちかゆらめいたりしながら、星たちはせわしげに何か嬉しそうな、しかし神秘的なことをささやきかわしていた。


世界中で差別や偏見から暴動や戦争が起こっていますが、ほんとうは皆同じ人間で、必ず楽しくやれるはずという150年前のトルストイの言葉にじんわりきました。


おわり


今日は八王子のいちょうホールに、ドイツ歌曲のコンサートの調律に行ってまいりました。

詩と音楽、歌手とピアニストが真剣に向かい合って作られた芸術、居住まいを正して心を静かにして聴く価値のある演奏でした。


シューベルト、シューマン、ブラームス、素晴らしい曲はたくさんありましたが、最後に演奏されたリヒャルト・シュトラウスの歌曲は涙なしには聴けませんでした。そしてアンコールの万霊節。。。(T_T)

演奏が終わってピアニストが目頭押さえてるのを見てまたもらい涙。

帰りの電車の中なのに、まだ花粉症のふりをして目にタオルを当てている有様です。素晴らしい演奏会でした!


愛と恋の華やかなオペラも良いですが、歌曲の芸術的な深みは計り知れないですね。


感動した詩をプログラムより。


「この世は強大であり

心も頭も苦境の中に晒される

憩え 憩え わが魂よ

そして忘れよ

お前を脅かすものを!」


大きな苦境を乗り越えて高みに至った、そういう音楽でした。


おしまい

最近のピアノ修理のことにも触れたいと思います。


昨年末から今も続いているのですが、グランドピアノの弦張り替えを2台続けてやっています。

どちらも40年くらい経ったヤマハのピアノで、弦の金属疲労が多分に感じられ音が細くて鋭くキンキンして、かといって鳴りも悪く伸びもなく、といった状態でした。


しかし、この時代のピアノ。楽器としてとっても優秀なのです。何が良いって、木の質が。


40年くらい前といえばまだ日本が景気が良かった頃です。国内のピアノ会社もどこもより良い楽器を作るために意欲を燃やしていた頃です。(残念ながらその10年後にはバブル崩壊して、ピアノ会社は経費削減して材料費を浮かす方向に傾いていき、現在に至るのですが)この時代のピアノと現在のピアノの木の質を比べるとその差は一目瞭然。質だけでなくて、木材を使っている量も今は激減しているのです。(現在のピアノには、本物の木の替わりにMDFと呼ばれる紙やおが屑を圧縮した材料を多用しています。それに木の部品をプラスチックに替えてしまっている箇所もたくさん!)当然、音を聴けばその違いにビックリします。


ちょっと話が長くなりましたが、つまり元々が良い木を使っている時代のピアノに、消耗部品である弦やハンマーだけ新しいものに換えてあげると、なんとそのピアノが新品だった時よりも良い音に生まれ変わるのです!


(またまた説明ばかりですが、木は年数が経った方が音に馴染んで良く鳴るようになっていますし。対して弦は新しい方が振動しやすい、つまり音量も音の伸びも格段に良くなるのです。ギターやヴァイオリンの奏者が演奏会前には弦を新しく張り替えるのもその理由です。ピアノはそんなに度々は張り替えられませんが。)


いきなりですが、これはグランドピアノの弦を全て外し、チューニングピンやフレームのネジを抜き、鉄骨フレームも外して、古いニスと汚れを落としているところです。


古いニスをきれいに落としたら、細かなところまで紙やすりをかけて表面を滑らかにしていきます。


そしてスプレーガンで下地を塗っていきます。


下地が乾いたらまた丹念に磨き上げて


最後に仕上げの塗料を塗ると、ご覧のとおりツヤッツヤな水面のような輝く共鳴板になります。



あっという間に年が明けて、あっという間に2月。

これも書こう、あれも書かなきゃ、と思いながら1年以上。。。
書きたかったことはたくさんあったのですが、書けなかった理由は


子供を寝かしつけて、一緒に寝てしまったから(‐‗‐;)


子供たちを寝かせて、そのあとにいろいろなことをしようと思っていても、ベッドで絵本を何冊も何冊も繰り返し読み聞かせているうちに子供が寝るのが早いか自分が寝るのが早いか、、、という具合でいつの間にか夜中か明け方か、という一年だったのです。


ですが!!

今年は書きます! 日記!


とりあえず今日は、下の2歳の娘に、多いと一晩で5回も6回も繰り返し読んであげた(読まされた)娘のお気に入りの本をご紹介しますね。

ねずみくんのチョッキ

まずは名作『ねずみくんのチョッキ』  
もう何百回読んだかっていうくらい読んで、僕が飽きちゃったのでアレンジして読んだら、そのアレンジで娘も覚えちゃってそれはそれで楽しくワイワイ読めたかわいい絵本です。

どんぐりころちゃん

次は『どんぐりころちゃん』
これも相当回数読んだのですが、そこそこ長いので読み終わったとたんに娘の「もういっかい!!」が出ると結構へこみました。 でも可愛いどんぐりたちが童謡みたいに歌う部分が多いので娘と一緒に歌ったのは楽しい思い出になるでしょう。娘が歌ってるムービーもいっぱい撮りました。

うずらちゃんのかくれんぼ

次は『うずらちゃんのかくれんぼ』
これも娘が大好きです。うずらちゃんとひよこちゃんが交互に隠れる場面で、どこに隠れているのか知っているのに毎回どこだどこだ〜〜〜?って探す時間が非常〜〜に長く、やっと読み終わった瞬間「もう一回!!」が出て。。。でも娘の嬉しそうな顔を見るとついつい何度も繰り返し読むことになるのです。毎回盛り上げながら(^_^;)

どうぞのいす

次は『どうぞのいす』
とっても平和なかわいらしいお話で、これは読んでいる方としてもほんわり楽しかったです。しかも途中でどんぐりが出てくるところにくると必ず「どんぐりころちゃん」の歌を歌いだすのでこれがまた可愛い、絵本が可愛いっていうよりも娘が可愛かったです。

にじいろのさかな

最後も名作『にじいろのさかな』
これはお話自体がとても良い話なので、読んでいても気持ちが入って楽しかったです。でも気持ちが入りすぎて暗闇からタコが出てくるところを迫力たっぷりに怪しく読みすぎて娘からクレームが出ました。



他にもたっくさんの絵本を読みました。家にあるのも、図書館で借りたのも。 
上の息子の時には生まれてすぐの頃からずっと毎晩絵本を読み聞かせていたのですが、下の娘が生まれた頃は上の子のことで忙しくてほとんど読んであげられていなかったのです。 ですがここ一年だんだん余裕ができてきて読んであげられるようになり、娘もすっかり絵本好きになりました。 
このまま二人とも読書大好きになって、たくさんの素晴らしい文学と出会ってくれたらいいなと、そう父は願いつつ今夜も絵本を読むのです。

明治大学の斎藤孝先生が言っていました。
最近の若者は、何かを知る手段としては読書は効率が悪すぎるから読まない。知りたいことはネット検索すればよい、と言うが、読書の価値というのは何かの知識を情報として得るだけではない。 読書とは、自分の人生だけでは到底経験しえないことを、作者の目線を通して追体験することだ、と。


本当に、本って素晴らしい。


おわり








今日は神田淡路町のジャズのライブハウス「リディアン」にピアノの調律に行きました。
ピアノの響きがとても美しい、余韻の長いホールで、調律しているだけでもとても幸せな気持ちになります。
そしてなんと、今日の出演アーティストで世界中で活躍するベーシストの中村健吾さんとお会いでき、写真も撮らせていただきました〜(#^.^#)
とっても気さくで素敵なジェントルマンで、ベースにも触らせてくれて一緒にポーズもしてくれました。あとで見たらベース弾いてるマネの手を、ふたりでハート作ってるみたいに見えなくもないな、となんだか嬉しいような照れちゃうようなへんな気持ちになりました。(^_^;)

ところで、マスターの中川さんとお話してたらピアノの(楽器の)ピッチの話になりました。以前に「442hz でやるジャズなんてジャズじゃない!」って、とあるこだわりあるご年配の方に言われたなんてことを話していて、じゃあ本場ニューヨークではどうなんだろう?ニューヨークで活動している中村さんに聞いてみようということになりました。そうしたら「ニューヨークではほとんど440ですね」とあっさり言われビックリ!

それまでは、今はクラシックでも442が主流だし、いつまでも440にしがみついてても時代の流れは。。。ねぇ? なんて、思っていたのです。(実際、以前に調律中に前述の年配の方に何ヘルツでやってるの?って聞かれたので、442です。って答えたとたんに、フンって鼻をならして去っていって、こいつとは話す価値もないな的にあしらわれてしまったことがあったのでちょっぴり傷ついたことがあったのです。。。)でも、中村さんがニューヨークでは440です、って言ったとたんに、マスターと僕でウンウンなるほどやっぱりジャズは440なんだな〜なんて急にコロッと納得しだして、なんだか可笑しかったですがとても勉強になりました。 実際442だと緊張感はあるものの、張り詰めた感じになりすぎて音楽的にはデメリットもあるようです。ベースも余計に弦を巻かなければならなくなるので、弾き心地も音質も変わってしまう、と言っていました。

ウンウンなるほど、やっぱりね〜。

それにしても、なんで写真で見る自分の顔って、こんなに締まりがないんでしょうか? 鏡で見るときにはもう少しはキリッとしてるはずなんですけどね。。。おかしいなぁ。
残念ながら写真で撮られたほうが本当の自分なんでしょうね。まあ仕方ないか。( ´Α`)

せめて次からは口を閉じよう。(T_T)

おわり



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