この2、3日、とある茨城県内のピアノ店で中古で購入したらしいピアノに2台ほどあたりました。どちらも購入して10年くらい経つみたいですが、どちらのピアノも中古としてお客さんの家に納品された時から状態悪かったんだろうな〜というピアノでした。あんまり他店の悪口を言いたくはないですが、これはあんまりだなぁと思い、少し書かせていただきます。





まず1台目はこれ。どこがおかしいか分かるでしょうか?
ハンマーの上あたりに左右に長く白いフェルトが付いているのですが、これはアップライトピアノの真ん中のペダルを踏むと動くマフラーと呼ばれる弱音フェルトです。これは通常はハンマーのセクションごとに違う厚みのフェルトに分かれていて、低音は厚く、中音は普通、高音は薄いフェルトが付いています。
それが、このピアノを見てみると、セクションの途中でフェルトの切れ目があります。これではハンマーが弦を打つときに隙間ができてしまい、隙間に当たった1音だけがフェルトに当たらずに大きな音が出てしまいます。
なんでこんな事になってしまったのかというと、まず間違いなく中古として売った販売店が修理する時にフェルトの正しい長さを無視して、余っているフェルトを適当に貼ったのでしょう。その証拠に、中音はに付いているフェルトよりも高音部分のフェルトの方が厚く、マフラーペダルを踏むと高音はほとんど発音しなくなっているのです。
お客さんも違和感を感じていたらしいのですが、そのお店から派遣されて来た調律師(専門学校出たての若い方だったそうですが)に言っても原因が分からないとのことで、そのうちにそのお店に調律を頼むことも止めてしまったそうです。

これはちょっとひどいですね。
こういう状態で出荷してしまうのは、お客さんが本当に可哀想だと思います。
修理する人も、出荷責任者も、家に来た調律師も、だれもいい状態のピアノをお客さんに使ってもらいたいなんてちょっとも思っていなさそうです。
いろんなお店がありますから、展示台数が多いからとかではなく、ピアノの修理のクオリティなどで選びたいものですよね。

残念ながら、このお店で買ったピアノのこと、もう一台続きます。



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